江戸時代後期と平成29年の比較
【写真の解説】
・左の地図は、江戸時代後期の仲塩町です。
地区名前の由来となった塩田(地図中央下方)のあった様子も記録されています。当然ですが、地図上部の伊王島と下部の沖之島の瀬戸には橋は架かっていませんでした。この地図を描いた佐賀の鍋島藩は、当時に存在した家を一軒一軒描いています。この絵図のおかげで当時の様子が詳しくわかります。後世に伝えるという意図があったかを知ることはできませんが、地図を記録として残しておくことの大切さを実感します。
・右の写真は、平成29年の仲塩町です。
江戸時代にあった塩田は埋め立てられて市営住宅が建てられました。瀬戸は、護岸工事がなされ入江の一部は舟寄せ場となりました。太平洋(地図の左側)から打ち寄せる南からの波に対する防波堤も建設されています。