日本ロマンチスト協会が選定する「全国の美しい景観と歴史を持つ灯台の20ヶ所」に伊王島灯台が選定されました。

伊王島灯台と豪華客船

恋する灯台プロジェクトとは

恋する灯台プロジェクトとは

一般社団法人日本ロマンチスト協会(本部:長崎県雲仙市愛野町)と日本財団(東京都港区)が共同で実施するプロジェクトで、灯台を「ふたりの未来を見つめる場所」として定義することで「ロマンスの聖地」へと再価値化していきます。
日本全国の灯台から、ロマンスの聖地にふさわしい灯台を「恋する灯台」として、灯台がある地域を「恋する灯台のまち」として認定し、地域の観光資源としての灯台の価値を見直すことで、灯台に訪れる老若男女を増やして海への関心を高めていくことを目的とします。



【伊王島灯台が選ばれた理由】
伊王島灯台
 伊王島灯台は、第二次世界大戦で投下された原爆によって倒壊寸前の被害を受けましたが、奇跡的に破壊されなかった明治時代のドーム型の天井部分が当時のままに使われているという稀なる歴史があります。
   その灯台へのアプローチは魅力的です。長崎県本渡から美しい海を見ながら伊王島大橋を渡ると、島のシンボルである白亜の馬込教会が来訪者を出迎えてくれます。地中海風のコテージが立ち並ぶメインストリートを通り抜けたら、広々とした無料の駐車場にひとまず車は停めましょう。そこからはゆっくり歩く、あるいはレンタサイクルで灯台へと続く坂道をゆったり散歩気分で登ります。途中では木々の間から太陽の日差しが降り注ぐコスタ・デル・ソルビーチの砂浜を望めますし、水平線に沈む夕日が感動的な夕陽ヶ丘展望台など、異国情緒とロマンティックな雰囲気で風景を楽しめます。
 もちろん、灯台が建つ岬から雄大な景色を望めばここが「恋する灯台」として選ばれた理由にきっと納得するでしょう。
伊王島灯台