【写真の見方】
画面中央の◯ボタンマウス左ボタンを押下した状態で、左右にドラッグすると左右の写真をスライドさせて見比べることができます。
※スマートフォンやタブレットの場合は、◯ボタンタップすることで写真をスライドできます。
沖之島と伊王島の間で潮干狩りを楽しむ人達
【写真の解説】
左の写真は、1955年(昭和30年)の伊王島と沖之島の間に架かる賑橋から長崎湾側に架かる栄橋を写した風景です。両島の間の狭い海峡は、水深が浅かったため、春の大潮の時期には、島民がこぞって潮干狩りをしていました。当時、2つ島には七千人を超える人が住んでいましたので、旬の貝を目当てに来る多くの人達で、浅瀬は人でいっぱいになったと伝えられています。波穏やかになる春は、炭鉱の島で暮らす人達にとって、水ぬるむ頃であり、海の恵みを楽しめる季節でした。
右の写真は、2016年(平成28年)に同じアングルから写した風景です。護岸工事が進み、船の往来のために水深を深くする工事も行われ、島で暮らす人達の安全を守ることはできるようになりましたが、季節の風物詩がなくなったことは残念です。