長崎市指定天然記念物「キイレツチトリモチ」

キイレツチトリモチ(学名Balanophora tobiracola Makino)は台湾、沖縄、九州南部から長崎県にかけて分布する南方系の寄生性顕花植物です。トベラの木の根に寄生し、秋末に地上に花を現し種子を作ります。植物学者の牧野富太郎(まきのとみたろう)氏が、鹿児島市郊外の当時の喜入(きいれ)村で初めて発見したのを記念して、この名がつけられています。

平成3年(1991年)に伊王島の北東側海岸に沿って大明寺入口から北へ約500メートル地点から小島付近に至る海沿いの道路わきの海岸林内で発見され、その後の調査で、伊王島町内に多数発生していることが確認されています。長崎市内に生育地は少なくないが、その中で当地は最大の群落であると報告されています。
※長崎市ホームページより抜粋

今年もキイレツチトリモチが灯台周辺で見られる季節になりました。