馬込教会と漁業用の網干場
【写真の解説】
左の写真は、昭和37当時の伊王島馬込教会付近の風景です。伊王島では、島という地理条件から、炭鉱開発される以前から漁業が営まれていました。教会のすぐ下では、漁のための漁網を乾かすための竹のサオがずらりと並べられていました。
右の写真は、平成28年の伊王島馬込教会付近の風景です。教会のふもとは整備され、民家が立ち並らんでいます。伊王島を訪れる観光客のために、馬込教会への案内板や自転車の駐輪場も設置され、かつての網干場の面影はみられません。今ではリゾートしてのイメージが先行する伊王島ですが、わずか50年前は、主要産業の石炭産業だけでなく専業での漁業を営まれていた島民も今より多くおられました。