天の光が降臨するような朝

天の光が降臨するような朝

周りを海に囲まれた伊王島は、遠くまで見渡せる地勢です。

晴天の日には、青い海をまとい、青い空を掲げる、とても気品のある島です。

しかし、冬になり雲が低く垂れ込める日が続くと、北からの強い季節風で島全体が震え
るような厳しい日々が続きます。

冬の入口にある今の季節では、その前兆とも思える曇り日に肩をすくめながら歩きがち
ですが、まれにその天候は、素晴らしい景色を演出することがあります。

厚い雲間から朝の日が差し込んでいます。

なにか荘厳な音楽が聞こえてきそうな光の帯です。

しばし歩みを止めて、生きてる自分のことを感謝したくなるような光景です。